「羹に懲りて膾を吹く」の意味、類語、英語類句、使い方

 あ行 ことわざ

「羹に懲りて膾を吹く」の意味、類語は?

○ 読み

 あつものにこりてなますをふく

○ 意味

 熱いスープで口に火傷をしたことに懲りて、お刺身まで拭いて食べる意から、一度失敗したことに懲りて用心深くなり過ぎることのたとえ

○ 由来

 中国古典「楚辞」から。羹(=あつもの)は肉と野菜の鍋。膾(=なます)は調理した生肉。現代は酢の物。

○ 類語

 黒犬に噛まれて赤犬に怖じる

 船に懲りて輿を忌む(船の事故のあと、籠も避ける)

 蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる

 幽霊の正体見たり枯れ尾花

 落武者はススキの穂にも怯ず

○ 反意語

 一口物に頬を焼く

「羹に懲りて膾を吹く」の英語類句は?

A scalded cat fears cold water.(熱湯で火傷した猫は冷水を恐れる)

A burnt child dreads the fire.(火傷した子供は火を恐れる)

Once bitten, twice shy.(一度噛まれると二度目はビクつく)

He that has been by a serpent fears a rope.(蛇に噛まれて縄を恐れる)

「羹に懲りて膾を吹く」の使い方は?

佐々木
佐々木

本当に懲りてます!

404子
404子

膾を吹いてしまうのなら

もうやらなくても良いのでは?

火傷しても懲りない物事を

見つけるべき!

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