「寄らば大樹の陰」の意味、類語、英語類句、使い方

 やらわ行 ことわざ

「寄らば大樹の陰」の意味、類語は?

○ 読み

 よらばたいじゅのかげ

○ 意味

 身を寄せるならば、小さな木より大きな木のほうが安全安心だという意から、勢いある者、組織の下にいるほうが何かと安全で利益も多いことのたとえ

○ 由来

 詳細不明

 立ち寄らば大木の陰と落ち椎(しい)の かずを拾へる猿のかしこさ(江戸時代 狂歌)

○ 類語

 立ち寄らば大木(おおき)の陰

 箸と主とは太いがよい

 犬になるなら大家の犬になれ

 寄らば大木の下

 大船に乗る

 親方日の丸

 大樹の下に美草なし(大組織のなかでは優れた人は育たない)

 腐り縄に馬をつなぐ(=安心できない)

○ 反意語

 鶏口となるも牛後となるなかれ

「寄らば大樹の陰」の英語類句は?

A good tree is a good shelter.(良い木は良い避難場所)

It is good sheltering under an old hedge.(年を経た垣根の下は安全に過ごせる)

Lean not on a reed.(葦にもたれるな ≒頼りにならないものに頼るな)

Choose rather to be the tail of lions than the head of foxes.(キツネの頭よりライオンの尾)

It is safe riding in a good harbor.(良い港に停泊することが安全航海である)

He that serves a good master shall have good wages.(良い主人に仕えば実入りもよし)

No serve to the King’s.(仕えるなら王様が一番)

反意語

Great trees keep down the little ones,(大木は小木の育ちの邪魔をする)

「寄らば大樹の陰」の使い方は?

404子
404子

やった!ナイロビ出張!

一人じゃなかなか行けないから

やっぱり、寄らば大樹の陰ね

佐々木
佐々木

ほう、前向きでいい解釈

一人で鶏口になっても

お金も小さいし

生活も小さくなるよね

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