「水は方円の器に随う」の意味、類語は?
○ 読み
みずはほうえんのうつわにしたがう
方= 四角、円=丸、方円の器= 四角い器、丸い器
○ 意味
水に形はなく器の形に従って変化する意で、人も交友関係や環境によって良くも悪くも変化することのたとえ
○ 由来
中国古典 韓非子より
孔子曰く、人君たる者は猶お盂の如きなり。民は猶お水の如きなり。盂方なれば水方に、盂圜なれば水圜なり。
(孔子は言われた、君主はお盆のようなものです。国民は水のようなものです。お盆が四角ならば水も四角に、お盆が丸ならば、水も丸になります。したがって、君主の善悪で国民の善悪も決まるのです。)
○ 類語
朱に交われば赤くなる
水の流れと身の行方
頭が動かねば尾は動かぬ
人は善悪の友による
「水は方円の器に随う」の英語類句は?
Smooth words make smooth ways.(優しい言葉は優しい態度をとらせる)
If the staff be crooked, the shadow cannot be straight.(曲がった棒なら影も曲がる)
A friends is another self.(友人は第二の自分)
Like master, like man.(この主人にしてこの家来あり)
「水は方円の器に随う」の使い方は?
佐々木
お寺の講話だと、水に形がないように
人も柔軟に、自然体で生きていこう
のような理解も多いです
404子
アメリカのマーシャルアーツ(格闘武術)
の記事でも、同様の理解を読んだことがあります
いずれ、本来の朱に交われば…的な解釈よりも
自然体の考えのほうが多く使われるように
なるかも知れませんね。
コメント