「生兵法は大怪我のもと」の意味、類語は?
○ 読み
なまびょうほうはおおけがのもと
○ 意味
知識があるという程度の用兵学は、かえって敗北の原因になってしまう意で、なにかする際の知識や技術が中途半端だとかえって大失敗の原因になってしまうことのたとえ
○ 由来
江戸時代初期より
「此の兵法の道に、色をかざり、花をさかせて、術とてらい、或いは一道場あるいは二道場などと云いて、此の道を教え、此の道を習いて、利を得んと思うこと、誰か言う、なまへいほう大疵のもと、真なるべし」(宮本武蔵 「五輪書」地之巻)
○ 類語
生兵法は知らぬに劣る
なま物識り川へはまる(中途半端に知っている者は軽々しく振る舞って失敗してしまう)
未熟者の芸誇り
小知は菩提の障り(生半可は悟りの邪魔)
好漢惜しむらくは兵法を知らず(いいやつだが、かけひきをしてでも勝つ方法を知らない)
○ 反意語
猿も木から落ちる
弘法も筆の誤り
人生字を知るは憂患のはじめ(人は字を覚え、学ぶことで悩みも始まる)
「生兵法は大怪我のもと」の英語類句は?
A little knowledge is a dangerous thing.(生半可な知識は危うい)
He that is wise in his own conceit is a fool.(物知りだと自惚れるは愚者)
Zeal without knowledge is fire without light.(知識なき熱意は明るさのない火)
It is magnificent, but it is not war.(堂々なれど戦いにならず)
Much learning, much sorrow.(学び多ければ憂いもまた多し)
「生兵法は大怪我のもと」の使い方は?
Aさん、また安請け合いしてたよ…
安請け合いって、結局、自分のことが分かっていないって
ことだよね。かっこつけて生兵法は大怪我のもとだよ
いい迷惑。知らんけど。
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