「 同じ穴の狢」の意味、類語、英語類句、使い方

 あ行 ことわざ

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「 同じ穴の狢」の意味、類語は?

○ 読み

 おなじあなのむじな

 ムジナ=アナグマ、地域によってタヌキ

○ 意味

 ムジナはアナグマの巣を横取りすることがあり、そのムジナたちが同じ巣穴にたむろしていると、互いに関係がなくとも悪さをするために一緒にいると思えることの意。 そこから、一見互いに無関係のように見えても、同類の悪党同士であることをの例え。 良い意味では使わない。

○ 由来

 室町期より

江戸中期以降、洒落本を中心に登場。近松門左衛門、 俳諧「毛吹草」、 仮名草紙「為愚痴物語」

○ 類語

 同じ穴の狸

 一つ穴の狐

○ 反意語

 同床異夢

 似て非なるもの

「 同じ穴の狢」の英語類句は?

Birds of a feather flock together.(同じ羽色の鳥は集まる)

They are both of a hair.(彼らは同じ髪をしている)

Be tarred with the same brush.(同じ刷毛でタールを塗られる)

They are hand and glove.(彼らは手と手袋のような関係である)

Jackdaw always perches near jackdaw.(コクマルガラスはいつも、コクマルガラスの近くに止まる)

The wolf knows what the ill beast thinks.(キツネは悪い動物の考えに通じている)

「 同じ穴の狢」の使い方は?

佐々木
佐々木

役員の横領から、事務職員のサボりまで

なにか会社にぶら下がっているというか

甘い汁を吸うというか、我々みんな

同じ穴のムジナなのかねぇ、

404子
404子

小なりといえど誰しもあるよね。

でも、いつからか同じ穴から

抜け出すことができなくなっちゃう。

そんな人生虚しいはずなのに。

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