「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」の意味、類語、英語類句、使い方

 な行 ことわざ

「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」の意味、類語は?

○ 読み

 にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん

○ 意味

 鶏を料理するために、どうして牛刀を用意する必要があるだろうかの意で、小さなことを処理するのに大げさな方法を使う必要はないことのたとえ

○ 由来

 中国古典「論語・陽貨」

 子、武城に之きて弦歌の声を聞く。夫子莞爾として笑いて曰く、鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん。(※意訳= 孔子は、弟子が長官をしている武城に行ったとき、音楽が聞こえてきた。孔子はニッコリと笑って、武城の人民を教化統治するのに式祭音楽まで使うのは大げさで必要ないよと言った。)

 日本では、平安時代から、実際使われだしたのは江戸時代より

○ 類語

 牛刀鶏を割く

 鶏を割くに何ぞ牛刀を用いん

 大根を正宗で切る(正宗= 名剣として知られる日本刀)

 シラミの皮を鉈ではぐ(鉈= ナタ、比較的太い木の枝を打ち切る刃物)

○ 反意語

 重箱の隅を楊枝でほじくる(小さくつまらないものまで取り上げて、細かく口出しする)

 蚊を殺すにはその馬を打たず(馬に止まった蚊を殺すのに、その馬を傷つけてはなんにもならない)

「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」の英語類句は?

Take not a musket to kill a butterfly.(帳を殺すのにライフル銃を持ち出すな)

Take a sledgehammer to crack a nut.(木の実を割るのに大きなハンマーを使う)

「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」の使い方は?

佐々木
佐々木

この件、部長からのお声掛けを

お願いしようかな

404子
404子

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん、

そこまで必要ないよ。

 

自分たちでやれってことじゃない?

逆に力量を見透かされちゃう。

コメント

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