「去る者は日々に疎し」の意味、類語、英語類句、使い方

 さ行 ことわざ

「去る者は日々に疎し」の意味、類語は?

○ 読み

 さるものはひびにうとし

○ 意味

 親しい人でも、遠く離れ疎遠になると親しみが薄らぐということ

○ 由来

 中国古典 「文選」

去者日以疎
來者日以親
出郭門直視
但見丘與墳

去る者は日に以て疎く
来る者は日に以て親しむ
郭門を出でて直視すれば
但だ丘と墳とを見るのみ

死んだ者(=去る者)は日に日に忘れられ、
生きている者は日に日に親しさを増していく。
城門を出て眺めやれば、
ただ丘と墳墓が見えるだけだ。

○ 類語

 遠ざかるは縁の切れ目

 縁が遠けりゃ契りが薄い

 遠くなれば薄くなる

 月日の経つは人の心を変える

 心変わりは時の習い

 忘却は人の常

○ 反意語

 遠くの親類より近くの他人

 袖振りあうも他生の縁

 知らぬ仏より馴染みの鬼

 旧友は忘れ難し

 馴染みては猪の子も可愛い(馴染めばどんな者にも情が湧く)

Explain the meaning in English

The Japanese proverb “Sarumono wa hi-bi ni usoshi” means that as time passes, people tend to lose their emotional connection or attachment to those who have left or departed. It’s about the fading of memories or feelings over time.

「去る者は日々に疎し」の英語類句は?

Out of sight, out of mind.(視界から消えて、心からも消える)

Seldom seen, soon forgotten.(滅多に会わない者は忘れ去られる)

Far from the eyes, far from the heart.(目にしなくなると、心からも外れる)

To dead men and absent there are no friends left.(死者と不在者には、友達もいなくなる)

Long absent, soon forgotten.(長い間留守にすると、すぐに忘れられる)

The dead are soon forgotten.(死んだらすぐに忘れ去られる)

Long Voyages depart friendship.(長き航海ばかりだと友情から遠ざかる)

The heart soon forgets what the eyes see not.(目にしなくなったものはすぐ忘れる)

Time heals all wounds.(時間が経てばすべての傷は癒える。)

「去る者は日々に疎し」の使い方は?

佐々木
佐々木

学生時代の恋人が

さっそく結婚した

404子
404子

で?

佐々木
佐々木

若干しんみりするな

依存気味で、それが理由で

離れてしまったところもあるけれど

404子
404子

彼女は新しい依存先を

見つけて生まれ変わったような

気にもなるでしょ

 

まぁいいじゃないか、情の

なかにも彼女への愛があった

 

佐々木の自立の時でもある

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