「蟷螂が斧」の意味、類語は?
○ 読み
とうろうがおの
○ 意味
カマキリ(蟷螂)が斧のような前足を振り立て相手を威嚇するように、自分の弱さを顧みずに大敵に立ち向かうこと。向こう見ずな抵抗をすることのたとえ。
○ 由来
中国古典「荘子」(天地)
日本 空海「三教指帰(さんごうしいき)」
○ 類語
蟷螂が斧もて隆車に向かう(隆車=大きな曳き車)
蟻が巨象に挑む(ありがきょぞうにいどむ)
竜の髭を蟻が狙う
蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ
どじょうの地団駄
卵で石を打つ
○ 反意語
念には念を入れる
用心には縄を張れ
七転び八起き(ななころびやおき)
(どんな困難にも負けず、立ち向かい続けること)
一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
(弱い者でも誇りや勇気を持っている)
.
English Expression
The Japanese proverb “A grasshopper is no match for an axe” (蟷螂が斧) means that a weak individual foolishly or bravely challenges someone or something far more powerful. It often emphasizes the futility of such an attempt.
.
「蟷螂が斧」の英語類句は?
Kick against the pricks.(突き棒を蹴飛ばす=先の尖った牛追い棒を蹴飛ばしても、痛いのは君の方だ。無駄な抵抗はするな。アイスキュロス「アガメムノン」BC5.ギリシャ)
Throw straws against the wind.(風に向かって藁を投げる)
“Don’t bring a knife to a gunfight”
(銃撃戦にナイフを持って行くな:状況に不釣り合いな挑戦をする愚かさを意味する)
“Biting off more than you can chew”
(噛み切れる以上のものを口に入れる:自分の能力を超える挑戦をすること)
“A fly challenging an elephant”
(ハエが象に挑む:小さな存在が圧倒的に大きな力に立ち向かうこと)
“Like a lamb to the slaughter”
(屠殺場に連れて行かれる子羊のように:自分の無力さを知らずに危険に向かうこと)
“Fighting a losing battle”
(負けると分かっている戦いをする:無駄な挑戦)
「蟷螂が斧」の使い方は?
次のテニスクラブの試合
初戦はAさんだ!
(蟷螂が斧ね…
それともカラ元気かな?)
よーし
なんとか1ポイント!
よし、身の程知っとる
頑張れ!
コメント